2012年09月24日

お知らせ

諸事情により暫く更新をお休みさせていただきます。




2012年09月23日

睡眠時無呼吸症候群 おわり

日常生活の注意点

肥満は睡眠時無呼吸症候群に限らず、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にも影響します。肥満のある人は、食事や運動を見直して体重を減らすことが必要です。

また、アルコールや睡眠薬には、喉の筋肉を弛緩させる作用があるので、無呼吸を悪化させる要因になります。

寝酒は控え、睡眠薬を使用している場合は、医師に相談してください。

また、寝るときの姿勢にも注意しましょう。横向きになると、舌根部が重力の影響を受けないので、いびきや無呼吸の軽減に有効です。

いびきや無呼吸で大切な睡眠が妨げられないように、しっかりと対策を立てましょう。








2012年09月21日

睡眠時無呼吸症候群 その12

治療 おわり

・鼻や喉の病気を治療する

鼻炎、鼻中隔灣曲(わんきょく)症、副鼻腔炎など鼻の病気があると、いびきをかきやすくなるほか、CPAP療法の効果が十分に得られないことがあります。

この場合は、耳鼻咽喉科で鼻の病気を治療することが必要です。

また、子供に多いのですが、扁桃肥大が睡眠時無呼吸症候群の原因になっている場合は、扁桃を摘出する手術が行われます。







2012年09月19日

睡眠時無呼吸症候群 その11

治療 その2

・マウスピース

睡眠中に狭くなる上気道を広げるために、口腔内にマウスピースを装着して就寝します。軽症の場合に有効な治療法です。

また、重症でも、CPAP療法が上手くいかない場合に行われることもあります。








2012年09月17日

睡眠時無呼吸症候群 その10

治療 その1

・CPAP療法

最も有効な治療法とされているのが「CPAP(軽鼻的持続陽圧呼吸)療法」です。

睡眠中、鼻に装着したマスクから適切な圧力をかけた空気を持続的に送り込み、上気道が閉塞するのを防ぎます。

装着したその日から「無呼吸が大幅に減った」「ぐっすり眠れた」など、劇的な効果が得られます。

ただし、病気そのものを治す治療法ではないので、連続して効果を得るためには、基本的には一生続けることが必要です。

なお、現在はAHIが20以上の場合に健康保険が適用されます。







2012年09月15日

睡眠時無呼吸症候群 その9

診断

睡眠時無呼吸症候群の診断や重症度は、睡眠時の1時間当たりの無呼吸と低呼吸の合計回数(AHI)と、自覚症状の有無で評価されます。

低呼吸とは、呼吸が小さくなった状態で、無呼吸と同様に酸素飽和度の低下が見られることから、現在は無呼吸と同じ扱いになっています。

AHIが5以上で、日中の強い眠気などの自覚症状がある場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

また、AHIが5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症と分類します。

一般に、AHIが20以上になると、心筋梗塞や脳卒中などによる死亡リスクが高まるとされているので、治療が必要になります。








2012年09月13日

睡眠時無呼吸症候群 その8

・ポリソムノグラフィー(PSG)

一晩入院して行う睡眠検査です。脳波、筋電図、心電図、酸素飽和度、いびき、口・鼻の気流、体位など20種類ほどの項目を測定するセンサーを体に取り付けて眠り、睡眠や呼吸の状態を詳しく調べます。

睡眠時無呼吸症候群の診断や治療方針の決定に不可欠な検査ですが、受けられるのは大学病院など一部の医療機関に限られています。

一般の医療機関の場合は、睡眠中の呼吸状態を調べる「簡易モニター検査」を行って診断します。

この検査は、小型の検査機器を自宅に持ち帰り、自宅でセンサーをを装着して、口・鼻の気流、酸素飽和度、いびきの音などを測定します。








2012年09月11日

睡眠時無呼吸症候群 その7

検査

「家族にいびきや無呼吸を指摘された」「昼間に眠くて仕方ない」など、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、睡眠を専門に扱う睡眠センターや睡眠外来、または、睡眠時無呼吸症候群に詳しい医師のいる呼吸器内科、精神科、耳鼻咽喉科などを受診しましょう。

最初の問診では、いびきや呼吸の様子、昼間の眠気、肥満の状態などを尋ねられます。

家族がいれば同行して、睡眠中の様子などを詳しく伝えるとよいでしょう。

確定診断には、睡眠中の呼吸状態などを調べる「睡眠検査」が必要です。







2012年09月09日

睡眠時無呼吸症候群 その6

“いびき”をかくのは、睡眠時無呼吸症候群の予備軍!?

「いびきは熟睡している証拠」などと思われがちですが、いびきをかいている本人はスムーズな呼吸が出来ず、体は酸素不足の状態で、熟睡どころではありません。

つまり、いびきは健康的な睡眠の証ではないのです。

お酒を飲んだときや、疲れたときなどに、たまにいびきをかく程度なら特に心配はいりませんが、毎日大きないびきをかく場合は、睡眠時無呼吸症候群の予備軍だといえます。

いびき対策を立てて、質の良い睡眠を取り戻しましょう。









2012年09月07日

睡眠時無呼吸症候群 その5

睡眠時無呼吸症候群の弊害 その2

・命に関わる合併症を引き起こす

これまでの研究で、無呼吸によって起こる「酸素飽和度(血液中の酸素と結合したヘモグロビンの割合)」の低下が、健康に悪影響を及ぼすことがわかってきました。

正常な酸素飽和度は98%前後です。これが重い肺の病気などで90%以下になると。「呼吸不全」と診断され、酸素を補う治療が必要になります。

ところが、睡眠時無呼吸症候群で呼吸が1分ほど止まると、酸素飽和度は50〜60%になります。この数値は非常に重症で、直接的に生命に危険が及ぶ状態なのです。

幸い睡眠時無呼吸症候群の場合は呼吸が再開するので、酸素飽和度はすぐに回復します。しかし、短時間でも低酸素状態が一晩に何回も、しかも毎晩起こるのですから、体には大きな負担になります。

その影響を特に受けやすいのが循環器系です。

睡眠時無呼吸症候群をほうっておくと、高血圧、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などの発症リスクが高まることが報告されています。

また、最近は、糖尿病との関連性も指摘されています。こうしたことから、睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病の大本になっているのではないかとも考えられています。









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