2011年12月31日

免疫に関わる主な栄養素と機能性成分 その4

ビタミンB6

☆働き・特徴

食事から摂ったたんぱく質は、アミノ酸に分解され、再び必要な種類のたんぱく質に再合成されます。この過程に、ビタミンB6の働きが不可欠で、間接的に免疫の仕組みを支えています。


☆多く含まれる食品

牛レバー、鶏レバー、鶏ささ身などの肉類や、カツオ、マグロ、鮭などの魚類。ほかに、バナナやサツマイモ、大豆など。


☆摂り方のポイント

クリームシチューに鮭を入れる、マグロを生姜焼きにする、カツオの血合いを佃煮にするなど、焼き魚や刺身とは違った調理法も取り入れると、飽きずに食べることができます。




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2011年12月29日

免疫に関わる主な栄養素と機能性成分 その3

ビタミンE

☆働き・特徴

リンパ球の増殖を促進し、NK細胞やマクロファージの活性を改善する働きがあると考えられています。


☆多く含まれる食品

魚介類やアーモンドなどの種実類、ひまわり油などの植物油、かぼちゃなどの野菜類。


☆摂り方のポイント

植物油は酸化されやすいので、古いものは使わないようにしてください。おやつにアーモンドなどを適量とると、手軽にビタミンEを補給できます。その際は、塩分のとり過ぎに注意してください。




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2011年12月27日

免疫に関わる主な栄養素と機能性成分 その2

ビタミンC

☆働き・特徴

「マクロファージの食作用を強める」「リンパ球の増殖や体内での移動を促進する」「NK細胞を活性化させる」などの働きがあると考えられています。

水溶性ビタミンで、比較的短時間で排泄されます。


☆多く含まれる食品

ブロッコリーやピーマン、アセロラ、レモンなどの野菜や果物類、イモ類、緑茶など。


☆摂り方のポイント

食事のたびに、野菜や果物で補給しましょう。ジャガイモは、加熱してもビタミンCが失われにくいので、多めに茹でておくと、手間をかけずにビタミンCを補給できます。




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2011年12月25日

免疫に関わる主な栄養素と機能性成分 その1

ビタミンA

☆働き・特徴

脂溶性ビタミンの一種で、粘膜の状態を良好に保ちます。抗体の産生を促進し、腸にリンパ球が集まるのを助けると考えられています。


☆多く含まれる食品

豚肉や鶏肉のレバー、うなぎなど。体内に必要に応じてビタミンAに変換されるβカロテンは、ニンジンやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。


☆摂り方のポイント

βカロテンは、油脂と一緒に調理すると吸収率が高まるので、ニンジンなどを炒め物に加えるほか、茹でたものを肉料理に付け合せにするのもいいでしょう。





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2011年12月23日

食事で免疫力低下を防ぐ おわり

◆食べ方で気をつけることは?

栄養に偏りのない食事を、1日3回規則正しくとります。「食欲がない」「1人暮らしで好きなものだけを食べる」などの場合には、栄養の偏りや不足が生じて、免疫力が低下する可能性があります。

食欲が無ければ、献立の彩りを鮮やかにして食欲を刺激するとよいでしょう。

1人暮らしの場合、時には友人と一品ずつ持ち寄るなどの工夫によって、肉や魚、野菜、豆類など、多種類の食品を食べることができ、栄養バランスがよくなります。

また、よく噛んで食べることも重要です。よく噛むことで食べすぎを防ぐことができますし、消化吸収もよくなります。

毎日の食生活に気をつけ、感染症に負けない体づくりを心がけましょう。




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2011年12月21日

食事で免疫力低下を防ぐ その3

◆免疫に関わる栄養素とは

免疫の働きは、必要な栄養素やエネルギーをきちんと摂る事で維持されます。

特に重要とされる栄養素に、「たんぱく質」、脂質の仲間の「n−3系脂肪酸」、ビタミンの「A、C、E、B6」、ミネラルの「亜鉛」などがあげられます。

また、「乳酸菌」、「オリゴ糖」などの機能性成分も免疫の働きに関わっています。

免疫の仕組みは複雑で、何か1つの栄養素や機能成分を含む食品を選び、それだけを多量に食べれば、働きが高まるということはありません。

様々な食品を取り入れて、バランスよく栄養をとることが大切です。ただし、栄養不足にならないようにと、食べ過ぎてしまうのもよくありません。肥満も免疫力を低下させると考えられているからです。




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2011年12月19日

食事で免疫力低下を防ぐ その2

◆そもそも免疫って何?

免疫とは、細菌やウイルスなど、外から侵入してくる病原体などを排除し、感染症から体を守ろうとする仕組みです。この仕組みを支えているのは、白血球の仲間で、免疫細胞と呼ばれます。

病原体が体内に侵入すると、免疫細胞の一種であるマクロファージなどが素早くその場に集まり、病原体を自らの細胞内に取り込んで排除します。

ある程度時間が経つと、樹状細胞、ヘルパーT細胞、B細胞の連携によって、病原体を攻撃する「抗体」という物質も作られます。

その後再び同じ病原体が侵入したときには、素早くB細胞が抗体を作って放出するようになり、感染症の発症を抑えます。


☆病原体から体を守る免疫細胞

主な免疫細胞には、次のようなものがあります。ヘルパーT細胞から下の4つは、リンパ球に分類されます。

・顆粒球、マクロファージ
体内に侵入した病原体を取り込み(食作用)、排除します。

・樹状細胞
病原体を捕らえて、病原体の情報を、ヘルパーT細胞に伝えます。

・ヘルパーT細胞
樹状細胞から病原体に関する情報を示されると、B細胞に抗体を作るように働きかけます。また、キラーT細胞を刺激します。

・キラーT細胞
ヘルパーT細胞から刺激を受けると、病原体に感染した細胞を攻撃し排除します。

・B細胞
ヘルパーT細胞から刺激を受けると、抗体を作って放出し、病原体を攻撃します。

・NK細胞
病原体に感染した細胞を、自らの受容体で識別し、攻撃します。





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2011年12月17日

食事で免疫力低下を防ぐ その1

◆食事と免疫力の関わりは?

免疫力は加齢に伴って低下するといわれています。しかし、70歳代になっても栄養状態がよければ、30歳代と同等の免疫力を維持しているという報告もあります。

免疫力を低下させる要因には、加齢のほか、栄養不足、睡眠不足、ストレスなどがあり、なかでも栄養状態の善しあしが免疫の働きに大きく影響するといえます。





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2011年12月15日

アルコール依存症の治療 おわり

◆心理社会的治療

心理社会的治療は、断酒への理解を深める為の大変重要な治療です。

具体的には、アルコール依存症について学ぶ「教育」、「個人カウンセリング」、「小グループによる集団カウンセリング」などが行なわれています。

最近。集団カウンセリングの方法として、思考や行動のパターンを見直し、修正する「認知行動療法」がよく行なわれています。また、自己の飲酒や断酒にまつわる様々な体験を語り合い、断酒に導く「自助グループ」への参加も勧められます。

これらによって、自分自身を見つめ直し、断酒の必要性も理解していきます。







2011年12月13日

アルコール依存症の治療 その3

◆抗酒薬による薬物療法

断酒の為の補助として、「抗酒薬」という薬を使います。抗酒薬とは、服用中はお酒が飲めない人と同じような体質になる薬です。

この薬を服用中に飲酒をすると、「吐き気」などが起こって気分が悪くなる為、患者さんは飲酒をしたくなくなるのです。

断酒を続ける為に、多くの患者さんに抗酒薬の服用が勧められます。服用期間は6ヶ月から1年が目安です。