2011年10月31日

肥満によっても月経異常が起こることがある

痩せすぎや急激なダイエットは月経異常の原因になりますが、肥満も月経異常を招くことがあります。その背景にあると考えられているのが、「インスリン」というホルモンに対する肥満の影響です。

インスリンは血糖値を下げることで知られていますが、そのほかにも卵巣でのホルモンの分泌を調整する働きもあります。

健康な女性の場合は、インスリンの働きによって卵巣での女性ホルモンの分泌が促進され、男性ホルモンの分泌が抑制されます。

ところが、内臓脂肪が過剰に蓄積されると、内臓脂肪から分泌される「TNF−α」などの生理活性物質がインスリンの働きを妨げるように作用します。

すると、女性ホルモンの分泌が抑制されて、男性ホルモンが多く分泌されます。そのため、肥満のある女性は、性周期の調整がうまくいかなくなり、月経が止まったり多量に出血するなどの月経異常が起こりやすくなります。


◆BMI25以上は要注意

内臓脂肪が溜まって月経異常が起こりやすくなるのは、「BMI」が25以上の場合です。

しかし、肥満による月経異常の多くは、体重を減らすことで改善します。例えば、BMIが38〜39程度の高度の肥満がある女性の場合、少しずつ体重を減らしていくと、多くの人の月経異常が改善するということがわかっています。





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2011年10月29日

ダイエットを長続きさせるコツとは? おわり

◆ダイエットをする仲間をつくる

同じ目的を持った仲間と一緒にダイエットに取り組めば、互いによい刺激になります。励ましあったり、相談することもできます。家族や友人、同僚などと誘い合ってダイエットに取り組むことをお勧めします。

1人で取り組んでも、例えば「今日は間食しなかった」というように自分を褒めるのも、ダイエットを長続きさせるうえで励みになるでしょう。

また、目標はあまり高くしすぎず、無理の無い程度に設定することもダイエットを続けていく為には大切です。

体重を何kg減らすかという目標だけでなく、どのように生活を改善するかという行動を毎日の目標にするとよいでしょう。





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2011年10月27日

ダイエットを長続きさせるコツとは? その2

長く続けていくには

毎日の生活を記録したり、ダイエットの仲間をつくる


◆毎日の生活を記録する

肥満の原因は毎日の生活の中にあります。そこで、食事や運動の内容、体重などを毎日記録することをお勧めします。

長く記録を続けていくことで、食事や運動の内容が体重の増減とどのように関係しているかがわかってきます。そして、体重を減らす為にはどのような生活をしたらよいかが見えてくるのです。

また、記録をつけることで、食事の内容や量の調整も可能になります。例えば、昼食を多く食べた場合には、夕食を控えめにしたり、夕食を食べ過ぎた場合には、翌朝の朝食を控えめにして調整するといった具合です。

細かく記録するのが難しければ、「運動をした」「食べ過ぎた」といった大まかな内容を記録するだけでもよいでしょう。





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2011年10月25日

ダイエットを長続きさせるコツとは? その1

長く続けることの大切さ

急激な減量は月経異常を招いたり、動脈硬化につながることがある


ダイエットは無理の無いペースで長く続けていくことが大切です。例えば女性の場合、無理なダイエットをして急激に痩せると、月経が止まるなどの「月経異常」を招くことがあります。

また、急激に体重を減らすと、再びもとの体重に戻ってしまう「リバウンド」も起こりやすくなります。さらに、リバウンドが起こると体重が元に戻るだけでなく、痩せにくい体になってしまいます。

通常、無理なダイエットで短期間のうちに体重を減らすと、脂肪と一緒に筋肉も減ります。しかし、リバウンドを起こして体重が増える場合は、脂肪が増えるだけであって筋肉は増えません。

そのため、減った分の筋肉で消費されていたエネルギーが消費されなくなり、痩せにくくなってしまうのです。

また、リバウンドが繰り返されると、血管が傷んで動脈硬化が進みやすくなるということもわかっています。

これらを避けるためにも、短期間で体重を減らそうとせずに、無理の無いペースで長く続けていきましょう。






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2011年10月23日

目標は体重にあらず おわり

内臓脂肪を減らすには

改善可能な問題点を選んでダイエットに取り組む


ダイエットに取り組むとき、体重だけを目標にしていると、体重が順調に減らない場合にストレスが溜まりがちです。

そこで、食事や運動などの生活習慣から改善を見つけ、その改善に取り組むことを毎日の目標にして、ダイエットを行なっていきます。そのためには、自分の普段の生活を見直しましょう。

例えば、食生活なら、「満腹になるまで食べる」「毎日たくさんお酒を飲む」「外食が多い」「お菓子や果物をよく食べる」といったエネルギーの摂りすぎのの原因がないかをチェックします。

仕事や家庭のストレスが過食の原因になっていることもあるので、そのようなストレスがないかどうかも振り返ってみましょう。

運動についても同様に、「仕事が忙しくて運動する時間が無い」「自動車に乗ってばかりいる」というよな運動不足の原因を探します。

生活習慣の問題点がわかったら、全てを改善しようとするのではなく、その中から無理なくできそうなものを選んで実行していくことが大切です。







2011年10月21日

目標は体重にあらず その3

内臓脂肪の蓄積の目安

体重や腹囲に加え、中性脂肪、血糖、血圧の値に注目する


指でつまむことができるお腹の贅肉は皮下脂肪です。一方、内臓脂肪は、腹筋の内側に蓄積します。

ただし、お腹の贅肉を指でつまめるからといって、“皮下脂肪が多いだけだ”と、安心はできません。その奥に内臓脂肪もたっぷり蓄積している可能性があります。

内臓脂肪が蓄積しているかどうかは、体重や腹囲に加えて、健康診断などで調べる中性脂肪、血糖、血圧などの値からみることができます。

体重や腹囲が下記の目安を上回り、中性脂肪、血糖、血圧のうち1つでも目安を超えている場合は、内臓脂肪が蓄積している可能性が高いと考えられるので、直ちにダイエットを開始することをお勧めします。


◎ダイエットを始める必要のある目安

・体重
体重(kg)/身長(m)/身長(m)/から算出される体格指数(BMI)の値が25以上

・腹囲
おへその高さで測った腹囲
男性:85cm以上、女性90cm以上

・中性脂肪値
150mg/dl以上

・空腹時血糖値
110mg/dl以上

・血圧
収縮期血圧 130mmHg以上
拡張期血圧 85mmHg以上






2011年10月19日

目標は体重にあらず その2

内臓脂肪の悪影響

中性脂肪の増加などが起こり動脈硬化が進みやすくなる


内臓脂肪には、体の様々な機能を調整する「生理活性物質」を分泌する働きがあります。内臓脂肪が増えると、生理活性物質の分泌が崩れてきます。

生理活性物質の中には、血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きを高める「アディポネクチン」や、逆にインスリンの働きを抑える「TNF−α」があります。

内臓脂肪が増えると、アディポネクチンの分泌量が減り、TNF−αの分泌量が増加します。その結果、インスリンの働きが悪くなり、血糖が増加します。「アンジオテンシノーゲン」という生理活性物質の分泌が増えることで、血圧も高くなります。

また、内臓脂肪が増えると、内臓脂肪に蓄えられている「中性脂肪」が分解される量も増え、血液中に放出されます。すると、血液中の中性脂肪の量も増加してしまいます。

血糖や血圧の値の上昇は、動脈硬化を促進します。また、血液中の中性脂肪の増加も結果的に動脈硬化を進めます。このように、内臓脂肪の増加は動脈硬化と密接に結びついているのです。

動脈硬化は、「脳卒中」や「心筋梗塞」のような命に関わる病気を招くこともあります。内臓脂肪の多い人は、ダイエットに取り組んで内臓脂肪を減らすことで、これらの病気が起こるリスクを減らしましょう。





2011年10月17日

目標は体重にあらず その1

体重を減らすとともに健康になることを目指す

肥満は健康と密接に関わっています。特に脂肪が必要以上にたまると、体の中で様々な悪い影響が起こってきます。

「ダイエット」というと体重を減らすことにとらわれがちですが、健康診断の数値などにも注目し、健康になることを目指したダイエットを行なう事が重要です。


◆体に溜まる2種類の脂肪

体に溜まる脂肪は、「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に大きく分けられます。

内臓脂肪とは、胃や腸などの内臓の周りに溜まる脂肪のことです。一方、皮下脂肪とは全身の皮膚の下に溜まる脂肪を指します。

内臓脂肪は、男性と閉経後の女性で溜まりやすく、皮下脂肪は閉経前の女性で溜まりやすいという傾向があります。

2種類の脂肪のうち、特に内臓脂肪の増加は、体に悪い影響を及ぼすことがわかっています。健康になるためには、ダイエットに取り組んで内臓脂肪を減らすことが重要なのです。






2011年10月15日

皮膚のかゆみ対策 おわり

◆受診が必要なとき

「保湿剤を使い続けてもかゆみが消えない」「赤みやブツブツがある」といった場合には、皮膚科を受診してください。治療には、次のような薬が使われます。


・抗ヒスタミン薬
内服薬で、かゆみを軽減する効果があります。


・ステロイド外用薬
赤みや湿疹のある部位に塗る薬で、炎症を抑えます。


抗ヒスタミン薬には、「眠気、のどの渇き」などの副作用が起こりやすいものと、起こりにくいものがあります。

ステロイド外用薬には、様々な種類があります。強力なタイプを皮膚の薄いところに長期間使い続けると、皮膚がより薄くなる(萎縮)ことがありますから、使用量や使用期間など、医師の指示を守って使うことが大切です。







2011年10月13日

皮膚のかゆみ対策 その7

◆刺激の少ない衣服を選ぶ

肌着は、刺激の少ない木綿や、滑らかな手触りの素材のものを選びます。

重ね着の組み合わせにも注意してください。肌着の上にけばだったセーターなどを重ねると、肌着を通してチクチクと皮膚が刺激されることがあります。

さらに重いコートを重ね着すると、衣類が肩口に押しつけられて、より刺激が強まることがありますから、軽いコートを選ぶとよいでしょう。

また、タートルネックのセーターなどで首回りがこすれるような場合は、スカーフを利用してセーターが直接皮膚に触れないようにするなどの工夫をしましょう。


◆入浴、暖房の注意

入浴では、熱い湯に長時間つかるのを避け、体を洗う際にも強く皮膚をこすらないようにします。

また、コタツでの居眠りは禁物です。電気毛布を使うときは、就寝前に布団を暖め、寝るときにはスイッチを切りましょう。