2012年09月15日

睡眠時無呼吸症候群 その9

診断

睡眠時無呼吸症候群の診断や重症度は、睡眠時の1時間当たりの無呼吸と低呼吸の合計回数(AHI)と、自覚症状の有無で評価されます。

低呼吸とは、呼吸が小さくなった状態で、無呼吸と同様に酸素飽和度の低下が見られることから、現在は無呼吸と同じ扱いになっています。

AHIが5以上で、日中の強い眠気などの自覚症状がある場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

また、AHIが5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症と分類します。

一般に、AHIが20以上になると、心筋梗塞や脳卒中などによる死亡リスクが高まるとされているので、治療が必要になります。