2010年08月01日
男性型脱毛症は早めのケア、治療が肝心
男性型脱毛症(AGA)は毛髪のサイクルが短縮され、完全に成長する前に抜け落ちてしまう状態です。国内約800万人の男性が悩んでいるといわれています。いつまでも黒々フサフサでいたいなら早めの治療、ケアが肝心です。
【原因9割以上は遺伝】
通常、毛髪はひと月に約1センチ伸びる「成長期」が2−5年、成長が弱まる「退行期」と成長が止まり髪が抜ける「休止期」が3カ月ほどのサイクルを繰り返しています。
この成長期の期間が短くなってしまい、新しく生えても産毛のうちに抜けてしまうのが男性型脱毛症の症状です。休止期のまま新しい毛が生えてこなければハゲてしまいます。 その原因について発毛治療専門施設の院長は「9割以上は遺伝。生活習慣の改善も重要だが、進行を遅らせるブレーキでしかない」と語っています。
ただし、最近は効果的な治療薬が次々と登場。すぐにあきらめるのは早計だそうです。
【10年以内なら回復も】
では、どの程度の進行なら治療可能なのでしょうか?
院長は「印象としては、薄くなり始めて10年以内なら回復する可能性がある」としながらも、「回復といっても歳相応まで。老化現象による薄毛までは治らない」と過剰な期待には釘をさしています。
成長期のうちに早く毛が抜けるのは、「5αRタイプII」という“ハゲ酵素”によって毛根の部分で男性ホルモンが10−30倍の強力な男性ホルモンに変換され、それが毛根を萎縮(いしゅく)させるから。ハゲ酵素は前頭部から頭頂部にかけて存在しますが、誰もがもっているわけではなく、毛髪1本1本でも違うそうです。
強力な男性ホルモンが毛根に作用するには、加えて感受性が強いことが条件になります。が、感受性は遺伝によるものです。
【脱毛防止か、発毛か】
男性型脱毛症の治療は自由診療(実費)で、皮膚科などの医療機関ではハゲ酵素の働きを阻害する「フィナステリド(商品名プロペシア)」という経口薬(1カ月分、7000−1万円ぐらい)を処方してくれます。
だが、「フィナステリドは脱毛防止薬であって発毛させる薬ではない。発毛剤では塗り薬が市販されているが、毛母細胞の分裂を促進して血流を改善させる『ミノキシジル(同リアップ)』が効果的。濃度の高いものの方がいい」(院長)
さらに発毛の専門施設になると薬の種類も豊富でビタミンやミネラルなども組み合わせたオーダーメイド治療になります。ただ、治療期間の目安は10カ月−2年なので高額な治療費は覚悟したほうがよさそうです。
抜け毛に嫌な予感がするなら、とりあえず皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。
★「男性型脱毛症」チェックリスト
□ 母方の祖父がハゲている
□ 父親がハゲている
□ 頭が大きく、頭の骨が付き出している
□ 頭皮が薄い感じ、動かない
□ フケ・かゆみが多い
□ 仕事のストレスが多い
□ 偏食で栄養バランスが悪い
□ 睡眠時間は5時間以下である
□ 頭皮が脂っぽく、ベタベタする
※項目該当が多く、抜け毛が多いようなら、まずは皮膚科で受診を。
チェックリスト作成:脇坂ナカツクリニック(大阪市)/脇坂長興院長
【原因9割以上は遺伝】
通常、毛髪はひと月に約1センチ伸びる「成長期」が2−5年、成長が弱まる「退行期」と成長が止まり髪が抜ける「休止期」が3カ月ほどのサイクルを繰り返しています。
この成長期の期間が短くなってしまい、新しく生えても産毛のうちに抜けてしまうのが男性型脱毛症の症状です。休止期のまま新しい毛が生えてこなければハゲてしまいます。 その原因について発毛治療専門施設の院長は「9割以上は遺伝。生活習慣の改善も重要だが、進行を遅らせるブレーキでしかない」と語っています。
ただし、最近は効果的な治療薬が次々と登場。すぐにあきらめるのは早計だそうです。
【10年以内なら回復も】
では、どの程度の進行なら治療可能なのでしょうか?
院長は「印象としては、薄くなり始めて10年以内なら回復する可能性がある」としながらも、「回復といっても歳相応まで。老化現象による薄毛までは治らない」と過剰な期待には釘をさしています。
成長期のうちに早く毛が抜けるのは、「5αRタイプII」という“ハゲ酵素”によって毛根の部分で男性ホルモンが10−30倍の強力な男性ホルモンに変換され、それが毛根を萎縮(いしゅく)させるから。ハゲ酵素は前頭部から頭頂部にかけて存在しますが、誰もがもっているわけではなく、毛髪1本1本でも違うそうです。
強力な男性ホルモンが毛根に作用するには、加えて感受性が強いことが条件になります。が、感受性は遺伝によるものです。
【脱毛防止か、発毛か】
男性型脱毛症の治療は自由診療(実費)で、皮膚科などの医療機関ではハゲ酵素の働きを阻害する「フィナステリド(商品名プロペシア)」という経口薬(1カ月分、7000−1万円ぐらい)を処方してくれます。
だが、「フィナステリドは脱毛防止薬であって発毛させる薬ではない。発毛剤では塗り薬が市販されているが、毛母細胞の分裂を促進して血流を改善させる『ミノキシジル(同リアップ)』が効果的。濃度の高いものの方がいい」(院長)
さらに発毛の専門施設になると薬の種類も豊富でビタミンやミネラルなども組み合わせたオーダーメイド治療になります。ただ、治療期間の目安は10カ月−2年なので高額な治療費は覚悟したほうがよさそうです。
抜け毛に嫌な予感がするなら、とりあえず皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。
★「男性型脱毛症」チェックリスト
□ 母方の祖父がハゲている
□ 父親がハゲている
□ 頭が大きく、頭の骨が付き出している
□ 頭皮が薄い感じ、動かない
□ フケ・かゆみが多い
□ 仕事のストレスが多い
□ 偏食で栄養バランスが悪い
□ 睡眠時間は5時間以下である
□ 頭皮が脂っぽく、ベタベタする
※項目該当が多く、抜け毛が多いようなら、まずは皮膚科で受診を。
チェックリスト作成:脇坂ナカツクリニック(大阪市)/脇坂長興院長
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