2010年08月31日

セロトニンを子供が利用するとき

子供でも、精神安定のためにセロトニンサプリメントを活用しているという例がないわけではありません。体内のセロトニンが欠乏気味な状態になると気持ちの揺れ動きが激しくなりがちで、俗にいうキレる子になってしまいます。

もちろん原因をセロトニン不足だけと決め付けるのは危険ですが、要因のひとつとして考えられているようです。

同じ環境にあっても、感情を抑えられる人とそうでない人がいます。なぜ違いが生まれるのでしょうか?

今まで育ってきた環境や学習したことの違い、脳からどんな物質が出ているかという違いも大きいようです。

キレやすいと言われる子供は、寝る時間や起きる時間が一定していなかったり、幼い頃から夜更かしの習慣があったりします。

状況を改善させるためには、セロトニンサプリメントを用いたり、ストレスが少なく睡眠を十分に取れる生活を目指してください。余計な手間をかけなくてもできるうえ、現在の状況を悪化させる事態も回避できます。

セロトニンサプリメントの効き方には個人差がありますが、体に不調が起きるという場合や、服用中の薬がある方は、使う前に検討が必要です。

サプリメントの服用だけに頼らず、子供を理解しようとすることも、キレる子供に対して行うべきことです。

外から見ただけで、子供本人や両親の意見を聞かずに、こちらからの助言ばかり押しつけることもよくはありません。セロトニンサプリメントはキレやすい子供の対策にひと役買ってくれるかもしれませんが、治してあげるという考え方は相手や場合によって善し悪しだということをどうぞお忘れなく。