2011年01月23日

変形性膝関節症 その6

歩けなくなるほどの痛みと変形が生じればどうすればいいでしょうか?

初期の痛みには、鎮痛剤や坐薬などによる除痛が図られます。しかし、長期に服用した場合に鎮痛剤は胃腸障害を生じたり、痛みを抑えることで、変形性変化を憎悪させてしまうことがあります。

残念ながら、鎮痛剤を飲み続けなければならないほどの疼痛が持続する場合は、現時点では手術療法で症状や機能の改善を図ったほうがいいでしょう。

また、進行の程度がより強い場合は、人工関節置換術が適応となります。人工関節置換術を受けることで、痛みと歩行困難が解消され、QOL(生活の質)は向上し、老後の生活を快適なものにしてくれます。