2011年11月19日

アルコール依存症とは その2

◆離脱症状が現れる

ここまで進行すると、体内にアルコールがなくなったときに「離脱症状」が現れるようになります。代表的な症状は、「手の震え」「多量の汗」「睡眠障害」「吐き気、下痢」「落ち着かない」「不安感」「幻聴、幻視」などです。

なかでもよく見られるのが手の震えで、大量に飲酒した翌日に現れ、しばらくすると治まります。

また、多量の汗は寝汗であることが多いようです。例えば、毎日飲酒してから寝る人が、たまたま飲酒せずに寝たときに、多量の汗をかくことがあります。

“お酒を飲んでから寝るとよく眠れる”と思っている人も多いでしょう。確かに、普段余りお酒を飲まない人が飲むと、眠気が誘発されることがあります。

しかし、連続的に飲酒して飲酒量が増えると、逆に眠れなくなったり、悪夢を見るようになってしまいます。