2011年11月25日

女性のアルコール依存症 その2

◆女性がアルコール依存症になりやすい理由

体内に入ったアルコールは肝臓で分解されますが、大量に飲酒すると肝臓での処理が追いつかなくなり、血液中に多くのアルコールが残って、「血中アルコール濃度」が高くなり、特に脳に影響を与えます。これが「酔う」という状態です。

この血中アルコール濃度に関係しているのは、肝臓の大きさと体内の水分量です。女性の場合、一般男性に比べて肝臓が小さいため、アルコールの処理にも時間がかかります。すなわち、血液中にアルコールが長く残りやすいといえます。

また、アルコールは水分によく溶ける性質があります。通常、女性の体は男性に比べて脂肪が多い為、必然的に体内の水分量は少なくなります。

男女で同じ量のお酒を飲んだ場合、女性は男性よりも少ない水分に同量のアルコールが溶けることになるため、男性に比べて血中アルコール濃度が高くなります。

したがって、女性の方がアルコールが高い濃度で体内に残りやすいのです。