2011年11月27日

女性のアルコール依存症 おわり

◆精神的な要因も大きい

体の構造に加えて、女性の場合、精神的な影響も大きく関係しています。家族や夫婦の問題、介護による重圧などが要因でお酒に依存するようになることも多いようです。

また、「うつ病」や「摂食障害」とアルコール依存症を合併していることも珍しくありません。

男性の場合、同居している家族や知人の前で飲酒することも多い為、周囲の人も“お酒の量が増えたのでは”と気付きやすいといえます。

一方、女性は家族などに隠れて飲んでいることが多く、周囲の人から気付かれにくいこともあり、発見が遅れがちで、受診する時点ですでに「肝機能障害」が進んでいることも少なくありません。

女性の場合、アルコール依存症は肝機能障害だけでなく、不妊や、閉経後なら乳がんの発症リスクの上昇など、体に様々な悪影響を及ぼします。

また、妊娠中であれば、本人だけでなく、退治への悪影響も心配されます。アルコール依存症のサインを見逃さず、気になることがあれば、早期に受診してください。


☆女性のアルコール依存症のサイン

・痩せてきた
・酔い方がおかしい
・飲酒量が増える
・飲むスピードが速い
・ほとんど食べない

特に、痩せてきたり、酔い方がおかしくなったりしたときは、受診を勧めて下さい。また、周囲の人がサインに気付くことも重要です。