2009年11月05日

痛風の原因となる遺伝子変異を解明

東京大、防衛医科大、東京薬科大などの研究グループが、関節の激痛を引き起こす痛風の原因となる遺伝子の変異を突き止めたそうです。

痛風患者の8割は、この遺伝子に変異があるそうで、予防法や新たな治療薬の開発につながることが期待されます。


痛風は、血液中の尿酸値が上昇し、体内で結晶化した尿酸が関節炎を引き起こす生活習慣病で、高血圧や心臓病、脳卒中のリスクも高くなります。

研究グループは、尿酸の排出にかかわっているとみられる遺伝子「ABCG2」の変異や発症リスクを詳しく解析。痛風や高尿酸血症患者の1割が持つ変異パターンでは、機能が4分の1以下に低下し、変異がない人に比べ、痛風の発症リスクは26倍に高まることが分かりました。リスクが4倍や3倍になる別の変異パターンと合わせると、患者の8割は何らかの遺伝子変異を持っていたということです。

なお、この研究結果は4日付の米科学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に発表されました。







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