2012年07月25日

禁煙にチャレンジ その10

◆心の依存と禁煙

禁煙が難しいのは、タバコのよって「ニコチン依存」だけでなく、「心の依存」が起こるからです。心の依存では、過去の記憶から“吸いたい”という気持が生じます。

例えば「気持が落ち込んだ」「仕事が上手くいかなかった」など、辛いことがあったときに「タバコを吸って乗り越えた」という記憶があると、同じような状況になったとき、その記憶がよみがえり、タバコを吸いたくなります。

また、「綺麗な景色を眺めた」「子供が受験に合格した」など、うれしい出来事に「タバコが美味しかった」という記憶が付随している場合にも、うれしいことがあると、やはりタバコを吸いたくなります。

なかには、「ジャズ」「コーヒー」「タバコ」の3つが1セットになって記憶に刻み込まれ、「ジャズを聴くと吸いたくなる」「コーヒーを飲むと吸いたくなる」というような人もいます。