2012年09月01日

睡眠時無呼吸症候群 その2

睡眠時無呼吸症候群とは?

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)]とは、睡眠中に大きないびきとともに呼吸が止まる「無呼吸」を、一晩のうちに何回も繰り返す病気です。

呼吸が10秒間以上停止する場合が無呼吸と定義されていますが、睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、1分間以上の無呼吸を一晩に200〜300回以上繰り返すケースも珍しくありません。

睡眠時無呼吸症候群の場合、呼吸は必ず再開するので、夜間の無呼吸で命を落とすことは多くはありません。

しかし、無呼吸の間は、私たちが生きていくうえで絶対に必要な酸素を取り込むことが出来ず、全身の臓器には大きな負担になります。

ところが、眠っている本人には自分の体が重大な事態に陥っているという自覚がありません。気付かないまま健康がジワジワと損なわれていくのが、この病気の怖いところです。