2011年01月29日

虚血性腸炎

突然、激しい腹痛が起こるのが特徴

虚血性腸炎とは、大腸へ酸素や栄養を運ぶ血液の不足(虚血)によって、大腸の粘膜に「炎症」や「潰瘍」が生じる病気です。

「動脈硬化」がある人や、慢性の便秘がある高齢者などに多く見られます。


◆症状

・突然の激しい腹痛
 (多くは左側の下腹部痛)

冷や汗、吐き気、嘔吐などを伴った激しい腹痛が突然起こり、その後まもなく血の混じった下痢や血便がみられるというのが、虚血性腸炎の典型的な症状です。


◆治療

通常は入院して絶食し、点滴で水分と栄養を補給します。腹痛には、鎮痛薬などで対処します。

潰瘍が治る過程で、大腸に強い狭窄が起こった場合には、「内視鏡」を用いて狭窄部分を広げます。

まれに腸の組織が壊死を起こすことがありますが、その場合には緊急手術が行なわれます。




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