2011年03月25日

更年期障害とは

閉経の前後5年間に心と体に症状が現れる

多くの女性は、50歳前後で閉経を迎えます。閉経の前後5年間を「更年期」といい、この時期には女性ホルモンの分泌量の減少などが原因となって、更年期障害と呼ばれるいろいろな変調が心身に現れます。

主な心の症状には、「気分の落ち込み」「眠れない」「不安になる」「興奮しやすい」などがあげられます。体の症状には「ほてり「発汗」「手足の冷え」「動悸」「肩こり」などがあります。

症状は人によって様々です。また、複数の症状が重なっていることも少なくありません。

症状がつらくても、人に話すことができなかったり、家族の理解が得られなかったりするために、1人で悩んでいる人が多いのも、更年期障害の特徴です。

症状をつらく感じるようなら、一度、更年期外来や婦人科を受診することをお勧めします。

更年期障害の治療法として、日本で以前から行なわれてきたものの1つに、漢方薬を使った治療法があります。

近年では、漢方薬は更年期障害に対してかなりの効果があると言うことが、科学的に評価されるようになってきており、多くの更年期外来や婦人科で漢方薬が処方されています。