2011年10月31日

肥満によっても月経異常が起こることがある

痩せすぎや急激なダイエットは月経異常の原因になりますが、肥満も月経異常を招くことがあります。その背景にあると考えられているのが、「インスリン」というホルモンに対する肥満の影響です。

インスリンは血糖値を下げることで知られていますが、そのほかにも卵巣でのホルモンの分泌を調整する働きもあります。

健康な女性の場合は、インスリンの働きによって卵巣での女性ホルモンの分泌が促進され、男性ホルモンの分泌が抑制されます。

ところが、内臓脂肪が過剰に蓄積されると、内臓脂肪から分泌される「TNF−α」などの生理活性物質がインスリンの働きを妨げるように作用します。

すると、女性ホルモンの分泌が抑制されて、男性ホルモンが多く分泌されます。そのため、肥満のある女性は、性周期の調整がうまくいかなくなり、月経が止まったり多量に出血するなどの月経異常が起こりやすくなります。


◆BMI25以上は要注意

内臓脂肪が溜まって月経異常が起こりやすくなるのは、「BMI」が25以上の場合です。

しかし、肥満による月経異常の多くは、体重を減らすことで改善します。例えば、BMIが38〜39程度の高度の肥満がある女性の場合、少しずつ体重を減らしていくと、多くの人の月経異常が改善するということがわかっています。





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