2011年06月05日

EPA製剤とはどんな薬? その5

EPA製剤を使えない人もいる?

その4で記述したように、出血しやすくなる可能性があるため、「血友病、毛細血管脆弱症、消化管潰瘍、尿路出血、喀血(かっけつ)、硝子体(しょうしたい)出血などで出血している人」はEPA製剤を使えないと決められています。


Q:
青背の魚の油から作られるEPA製剤は、鯖や鰯などの青背の魚のアレルギーがあると使えないのでしょうか?

A:
アレルギー症状を起こすアレルゲンとなるのはタンパクですが、EPA製剤は高純度の脂肪酸なので、青背の魚のアレルギーがあっても、EPA製剤でアレルギー症状が出ることはめったにありません。

ただし、アレルギー要因をもっている人は、皮疹などの兆候には注意するようにしてください。