2011年09月13日

まいたけ その2

まいたけは「栽培きのこの傑作」

市場に流通しているまいたけのほとんどは、栽培物です。希少な天然物に比べると、栽培物は味が劣るもではないかと思われがちですが、まいたけは「栽培きのこの傑作」と呼ばれるほど天然に近い味わいを再現し、高い評価を得ています。

栽培まいたけは、おがくず、水、ふすまなどを混ぜ合わせた培地にまいたけ菌を植え付け、培養室で菌を繁殖させます。

培養室は温度、湿度、光、風などを人工的に管理できるようになっています。天然まいたけは夏に発芽する為、菌を植え付けてから発芽するまでの培養室は夏の環境に調節されます。

その後、まいたけが大きく生育する期間は、やはり天然物の生育環境に合わせて培養室を秋の気候のような状態になるようにコントロールします。

十分な大きさに生育したまいたけは、株元を切り取って収穫し、適度な大きさにカットしてパック詰めされます。

まいたけに多く含まれるビタミンB2やナイアシンは、糖質、脂質、アルコールの代謝に欠かせない成分です。また、食物繊維も豊富なので、上手に料理に取り入れることでダイエットの効果も期待できます。食欲の秋を迎えてちょっと心強い食材です。