2011年12月07日

高齢者とアルコール依存症 おわり

◆酔い方に注意

アルコール依存症につながる飲酒をしていないかどうかをみるには、高齢者の体の変化を考慮して、飲酒量よりも酔い方に注意することが大切です。

ある程度の量を飲んでもほとんど酔わない人もいれば、昼に飲んだコップ1杯の日本酒で夜までずっと酔い続けている人もいるからです。

では、アルコール依存症を疑うには、どのような酔い方に注意が必要なのでしょうか?

高齢者に特有の酔い方として、「少量でも酔い方がひどい」「よく転倒する、怪我をする」「失禁する」という3つがあげられます。

このほか、「家に閉じこもりがちになる」「身だしなみを気にしなくなる」「栄養状態が悪い」といったこともアルコール依存症を疑うサインです。

思い当たることがあれば、アルコール依存症の診療を専門にしている医療機関や精神科を受診しましょう。