2011年12月11日

アルコール依存症の治療 その2

◆体の治療と離脱症状への対応

多くの患者さんは飲酒のために、様々な体の障害や離脱症状が現れているので、まずはこれらの治療が必要です。

血中アルコール濃度が高い状態が続くと、「肝機能障害」「高血圧」「脳梗塞」などを引き起こすことがあります。これらに加えて、高齢者の場合は脳や神経にアルコールの影響が出やすく、「認知症」や「脳萎縮」が起こることがよくあります。

また、「糖尿病」などにも悪影響を及ぼします。このような病気があれば、まず、各々の治療を受けます。

離脱症状に対しては、「抗不安薬」を服用することで症状を治めます。