2012年01月15日

がん予防最前線 その3

リスクを高める要因 その2

◆体格

「太りすぎ」や「痩せすぎ」は、がんになるリスクを高めることがわかっています。

肥満度を表す指標として世界的に使われているものに「BMI(体格指数)」があります。BMIは、身長と体重から計算します。

・BMIの計算式
BMI=体重(kg)/身長(m)/身長(m)


BMIとがんのリスクの関係を調べたデータでは、最も多かった「BMI23〜24.9」のグループのがんになるリスクを基準にすると、BMI30以上と21未満でリスクが高まっていました。その間の、BMI21以上30未満では大きな差はありませんでした。

日本人を対象とした複数の調査から、中高年の人ががんになるリスクを下げるには、BMIを男性は21〜27、女性は19〜25に保つように勧められています。