2012年01月19日

がん予防最前線 その5

リスクを高める要因 おわり

◆飲酒

アルコールに関しては、1週間に摂取するアルコール量によって、がんになるリスクは異なり、過度の飲酒がリスクを高めることがわかっています。

アルコール飲料の種類や銘柄によってアルコール濃度が異なり、同じ量を飲んでも摂取するアルコール量が違ってきます。

日本酒1合のアルコール量はおよそ23gで、これはビールなら大瓶1本、焼酎ならコップ2/3(120ml)、ワインなら200mlに相当します。

飲酒についてのデータでは、「時々(月に1〜3回)飲む」人を基準にすると、1週間のアルコール量が300gを超えるとリスクが高まり、450g以上の人ではリスクが1.6倍になります。

がん予防するには、飲酒は適量にとどめることが大切です。1日当たりのアルコール量はおよそ23gまでにし、1回の飲酒量をこれより多くしたい場合は、飲酒する日数を減らして1週間あたりのアルコール摂取量を調整してください。