2009年10月24日

化粧品メーカー続々参入、コラーゲン飲料戦争が過熱

コラーゲンを摂取すると美肌になると言われ、鳥や豚のコラーゲンをスープに溶かした「コラーゲン鍋」が女性に人気を呼んでいます。もっと手軽に摂れるのがコラーゲン飲料で、化粧品会社からいろんなタイプが出てきています。



コラーゲンはタンパク質の一種なので、アミノ酸に分解されて体内に吸収されます。タンパク質が足りていない部分に吸収されるため、必ず肌に届くとは限りません。にもかかわらず、コラーゲンを飲んで美肌になるというイメージが先行しているのが現状です。

しかし、京都府立大学生命環境科学研究科の研究によると、美肌効果がまったくないとも言えないようです。

コラーゲンに多く含まれるアミノ酸の一種、ヒドロキシプロリンとプロリンが結びついたペプチド(アミノ酸化合物)が、血中で長時間にわたって増えることが分かったからです。

さらにマウスの皮膚細胞で調べたところ、ペプチドにはコラーゲンを作り、傷を修復する働きをする線維芽細胞の働きをサポートすることも分かってきています。

大学教授によると、
「ネズミの皮膚を使った研究なので、人間の場合も同様であるかはわかりません。また、この実験で線維芽細胞が傷のある皮膚の部分で増えましたが、なぜ増えたのかというメカニズムを突き止めるための研究を進めています」
と語っています。



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