2012年03月31日

コレステロールとは その2

◆中性脂肪にも要注意

血液中の脂質にはコレステロールのほかに、「中性脂肪」があります。

中性脂肪は体のエネルギー源になりますが、必要以上に増えると、LDLが通常よりも小さくなり、より血管壁に入り込みやすくなります。

小さくなったLDLは特に酸化しやすい為、血管壁内でコレステロールの塊(粥腫[じゅくしゅ])ができやすくなり、さらに動脈硬化が進行しやすくなります。

また、中性脂肪は、悪玉であるLDLには“味方”、善玉であるHDLには“敵”のような存在です。

中性脂肪が増えると、HDLの量が減り、血管壁にたまった余分なコレステロールが回収されにくくなります。このことも動脈硬化を進めます。