2009年11月29日

早期受診で原因を特定「五十肩」

「四十肩」とも呼ばれるように、早ければアラフォー辺りから出現する肩痛の病気です。放置しても自然治癒するが、勝手な思い込みは禁物。肩痛は心疾患など別の病気によっても引き起こされるケースがあります。早期の受診で原因をハッキリさせることが重要です。


【簡易テストで分かる】

正式な医学名は「肩関節周囲炎」もしくは「凍結肩」。発症から3段階の病期を経て治癒に至ります。チェックリストの項目は、発症当初の最も肩の痛みが強い「急性期」にみられる主な症状です。

痛みは、肩関節の中の腱板や関節包、じん帯に炎症が起こるためですが、どうして炎症が起こるのか原因が分かっていません。

加齢とともに体が固くなると起こりやすいので、運動不足は要注意です。



★「五十肩」チェックリスト

□ 肩を中心に首や腕にも痛みがある

□ 肩を動かすと痛みが増す

□ 痛みで肩の動きが制限される

□ 夜中に肩の痛みで目が覚める

□ 痛い方の肩を下にして寝られない

□ 椅子に座った状態で、両方の手首を重ね合わせて握り、目の高さまで持っていく。向かいに座った協力者に片方のひじに手を添えてもらい、その手を押してみる。肩の痛い方のひじは力が入らない


※2つ以上該当したら可能性が高い

※リスト作成:山田記念病院・整形外科(東京・両国)/長谷川伸医師作成