2012年08月27日

慢性疲労症候群 その5

疲労を客観的に評価するための検査

◎自律神経の機能を調べる

手指を検査器に挿入し、「脈波(血管が打つ波)」を自動的に計測して、交感神経と副交感神経のバランスを調べます。慢性疲労症候群がある場合は、交感神経の緊張が高まっています。


◎睡眠と覚醒のリズムを解析する

腕時計型の高感度加速度センサーを着け、1日の活動量を測定します。測定データから夜間の睡眠の質や量、昼間の眠気などを解析すると、慢性疲労症候群に多い睡眠障害の有無などがわかります。


◎血液中の活性酸素を測定する

血液中の活性酸素の量や抗酸化力を測定します。活性酸素はいわば細胞活動の老廃物で、体に悪影響を及ぼします。その活性酸素の作用を抑える力が抗酸化力です。慢性疲労症候群では、活性酸素が増えて抗酸化力が落ちていることが多いのです。