2010年07月07日

古代米

近年の健康ブームも手伝い、古代米と言われる種類のお米が注目を集めています。テレビなどでも多く取り上げられるようになりましたが、「健康は毎日の食事から」という考えの人が増えているようで、体に良い物を毎日規則正しく摂取しようという傾向にあるようです。

古代米というのは野生稲の特徴を受け継いでいる米のことを言います。色々な種類がありますが、総称して古代米と呼んでいます。古代米には赤米や黒米などがあります。籾殻や種皮に色素を含んでいるので玄米の色が赤や黒などさまざまな色になり、普段食べている白米とは見た目も味も違ってきます。

古代米はそれぞれの種類で栄養価が高く、健康食品として人気が集まってきています。現在多く食べられているお米は赤米の突然変異で誕生したものといわれていて、品質改良を行い食べやすくしたものが白米になったといわれています。古代米にはいくつかの特徴がありますので紹介します。まず、赤や黒、緑など有色米が多いという特徴があります。

古代米は白米などと違って収穫量が半分ほどと非常に少ないという特徴もあります。荒地でも育ちますし、肥料や農薬を使用しなくても丈夫に育ち干ばつなどの被害にも強いようです。また、稲穂の一粒一粒に針のような亡(のぎ)を持つものが多いという特徴を持ちます。収穫の時期になると籾がひとりでにこぽれ落ちるものが多いという特徴もあります。