2010年09月17日

内臓脂肪の危険性

皮膚の下に存在する皮下脂肪とは異なり、筋肉と内臓の間に存在する内臓脂肪は蓄積されすぎると生活習慣病を引き起こします。

内臓脂肪は、高血圧や脳梗塞、糖尿病、動脈硬化など、危険な病気を誘発するような悪玉物質を作る機能があるため、体内に蓄積されすぎないようにする必要があります。

内臓脂肪が多いと、成人病になりやすくなるのです。内臓脂肪が多くなりがちな男性が、女性に比べて成人病にかかりやすいというデータもあります。

こういった事情から、ダイエットで内臓脂肪を代謝する必要性が出てくるのです。内臓脂肪型肥満の状態にあると数種の病を発症することも多く、このような状態をメタボリックシンドロームと呼びます。

中年男性にお腹が出ている方が多いのも、内臓まわりに脂肪が付きやすいことと深い関係があるようです。

内臓脂肪の有無は外見からはわかりにくいので、腹回りのサイズを計測して調べます。内臓脂肪型肥満として危険視されるのは、男性がウエスト85p、女性がウエスト90pで、これを越えている場合はダイエットをすべきでしょう。

最も危険性が高いのは、ウエストはかなりあるのに指で脂肪がつまめないという方でしょう。内臓脂肪を減らすためにダイエットをするという方は珍しくなくなり、男性でもメタボリック症候群予備軍と診断されたことを契機にダイエットをしているという方もいるようです。

美容や痩身のためにダイエットをするだけでなく、内臓脂肪を代謝しいつまでも健康に暮らすためにもダイエットが必要な時代になっています。