2011年02月27日

声帯ポリープの検査

喉頭内視鏡を使って声帯を観察する

受診すると、まず「問診」が行なわれます。医師は、耳から聞いた患者さんの声によって、その状態を分析します。また、職業、喫煙歴などを尋ね、日ごろどれくらい声を出しているかや、喫煙習慣などによる声帯への影響などを推測します。

声帯に障害があることが疑われる場合は、「喉頭内視鏡」を使った検査で、声帯の様子を観察します。

喉頭内視鏡を使った検査では、鼻や口から細い内視鏡を送り込み、声帯を含めた喉頭の状態を調べます。

声帯は非常に高速で動いているため、通常の光源を使った場合に、小さな病変などを観察しにくいことがあります。このような場合に、ストロボスコープで瞬間の発光を繰り返すと、高速で動いている声帯をスローモーションで動いているように見ることができます。

ストロボスコープを使った検査は、小さな病変も発見しやすい為、がんが疑わしい場合や、手術が必要かどうかなど、判断が難しい場合に役立ちます。