2011年03月03日
肺炎と風邪の違い
風邪とよく似た症状に加え、肺炎では「息苦しさ」も
「肺炎」の症状は「風邪」の症状と似ているために発見が遅れがちです。発見が遅れると重症化することもあり、特に高齢者では命にかかわる場合もあります。
日本では現在、肺炎が原因で死亡する人は1年間におよそ11万人です。死因の統計では、「がん」「心臓病」「脳血管病(脳血管疾患)」に次いで、4番目に多い病気となっています。
◆症状の違い
風邪の一般的な症状として、「発熱」「咳」「痰」があげられます。肺炎の典型的な症状も同様に「発熱」「咳」「痰」なので、“風邪と思っていたら実は肺炎だった”という場合がしばしば見られます。
しかし、肺炎の場合は、38℃以上の高熱や、これまでになかったような強い咳、濃い色の痰が出るなど、風邪よりも重い症状が出ます。
また、風邪なら通常は3〜4日で症状が軽減しますが、肺炎の場合は長引くという特徴があります。
さらに、熱、咳、痰に加えて、「息苦しさ」や「胸の痛み」を感じることもあります。
“風邪かな?”と思っても、下のような肺炎の特徴が1つでもあったら、肺炎を疑って受診することが大切です。
◎風邪の症状
・発熱 :多くは38℃未満
・咳 :普通
・痰 :無色透明
◎肺炎の症状
・発熱 :38度以上の高熱
・咳 :強い
・痰 :黄色や緑色
・その他:息苦しさ、胸の痛み
◆高齢者特有の症状に注意
一般に高齢者になると、体力や免疫の働きが低下して、体の防衛反応が弱くなる傾向があります。そのため、肺炎を起こしても、高熱や咳、痰などの典型的な症状が現れにくくなります。高齢者では、代わりに「息が苦しい」「胸が痛い」「意識がもうろうとする」などの症状が見られることがあります。
特に、風邪の症状が3〜4日以上続いたり、風邪やインフルエンザにかかった後に、「呼吸が速い」「ぐったりしている」「食欲がない」などの症状が起こった場合には肺炎が疑われます。
高齢者は若者に比べれば普段でも、「元気がない」「食欲がない」などの傾向があるために気づきにくいのですが、これらの兆候を見逃さないようにしましょう。
「肺炎」の症状は「風邪」の症状と似ているために発見が遅れがちです。発見が遅れると重症化することもあり、特に高齢者では命にかかわる場合もあります。
日本では現在、肺炎が原因で死亡する人は1年間におよそ11万人です。死因の統計では、「がん」「心臓病」「脳血管病(脳血管疾患)」に次いで、4番目に多い病気となっています。
◆症状の違い
風邪の一般的な症状として、「発熱」「咳」「痰」があげられます。肺炎の典型的な症状も同様に「発熱」「咳」「痰」なので、“風邪と思っていたら実は肺炎だった”という場合がしばしば見られます。
しかし、肺炎の場合は、38℃以上の高熱や、これまでになかったような強い咳、濃い色の痰が出るなど、風邪よりも重い症状が出ます。
また、風邪なら通常は3〜4日で症状が軽減しますが、肺炎の場合は長引くという特徴があります。
さらに、熱、咳、痰に加えて、「息苦しさ」や「胸の痛み」を感じることもあります。
“風邪かな?”と思っても、下のような肺炎の特徴が1つでもあったら、肺炎を疑って受診することが大切です。
◎風邪の症状
・発熱 :多くは38℃未満
・咳 :普通
・痰 :無色透明
◎肺炎の症状
・発熱 :38度以上の高熱
・咳 :強い
・痰 :黄色や緑色
・その他:息苦しさ、胸の痛み
◆高齢者特有の症状に注意
一般に高齢者になると、体力や免疫の働きが低下して、体の防衛反応が弱くなる傾向があります。そのため、肺炎を起こしても、高熱や咳、痰などの典型的な症状が現れにくくなります。高齢者では、代わりに「息が苦しい」「胸が痛い」「意識がもうろうとする」などの症状が見られることがあります。
特に、風邪の症状が3〜4日以上続いたり、風邪やインフルエンザにかかった後に、「呼吸が速い」「ぐったりしている」「食欲がない」などの症状が起こった場合には肺炎が疑われます。
高齢者は若者に比べれば普段でも、「元気がない」「食欲がない」などの傾向があるために気づきにくいのですが、これらの兆候を見逃さないようにしましょう。
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