2011年03月09日

さまざまに区別される肺炎

肺に炎症が起こる病気のことを総称して「肺炎」と言います。「間質性肺炎」「薬剤性肺炎」「アレルギー性肺炎」なども、肺炎という名前がついていますが、これらは、“非感染症”の肺炎です。

単に「肺炎」というと多くの場合、細菌やウイルスなどの病原体を吸い込んで、肺に炎症が起こる“感染性肺炎”のことをいいます。

感染性肺炎は、通常の社会生活を送っている人に起こった場合には「市中肺炎」と呼び、入院している人に起こった場合には「院内肺炎」と呼んで区別しています。

区別する理由は、院内肺炎を起こす病原体は、これまで使われてきた抗菌薬に耐性を持った耐性菌が多いからです。耐性菌は、病原性は弱いのですが、病気で免疫の働きが著しく低下している人には感染しやすく、有効な抗菌薬がないため感染を防ぐ為に十分な注意が必要です。





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