2011年04月23日

不妊症の原因

排卵、受精、着床の流れに何らかの不妊の原因が生じる

妊娠は、「排卵」「受精」「着床」という流れを経て成立します。この流れのどこかに問題があると、妊娠が成立せず、「不妊」となります。

不妊症の原因が、女性にある場合と男性にある場合の割合はほぼ同じで、両者に原因がある場合もあります。


◆女性に原因がある場合

主に次の4つが考えられます。

◎排卵に問題がある
卵子を包む「卵胞」が十分に発育していなかったり、排卵を調整するホルモンの異常などがあるために、排卵が起こりにくくなることがあります。

◎卵管に問題がある
「クラミジア感染症」や「虫垂炎」などによる炎症があったり、「子宮内膜症」があると、卵管が狭くなったり、詰まったり、癒着が起こったりして、排出された卵子の卵管への取り込みや受精が妨げられます。

◎着床に問題がある
着床の時期には、卵巣から多量の「黄体ホルモン」が分泌されますが、この分泌量が十分でないと子宮内膜が十分な厚さにならずうまく着床できなくなります。また、「子宮筋腫」や「子宮腺筋症」などで子宮の内腔が変形していることなどが着床に影響を及ぼすこともあります。

◎頸管に問題がある
子宮の入り口にあたる「頸管」の粘液の量が少ないと、精子は子宮の内部にうまく入れなくなります。また、精子の運動を抑制する「抗精子抗体」をもっている場合も、妊娠が難しくなります。


◆男性に原因がある場合

精巣で精子をつくる機能に問題があることが、男性の不妊症の約90%を占めています。

詳しくは、『男性と不妊症』で・・・





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