2011年04月27日

女性に行なわれる不妊症検査

ホルモンの量や卵管の状態などを調べる

まずは「問診」と、子宮や卵巣の状態を調べる「内診」が行なわれます。さらに、基礎体温を基に月経周期を把握し、それに合わせた検査が行なわれます。


◆月経周期ごとに行なわれる検査

◎月経
月経開始から3〜5日ごろに採血して、脳の下垂体や、卵巣などから分泌されるホルモンの値を調べる「ホルモン検査」が行なわれます。

◎卵胞期
卵胞が成熟する期間に、子宮に造影剤を注入してエックス線撮影をする「子宮卵管造影検査」が行なわれます。子宮の形や卵管の狭窄や閉塞、癒着の有無などを調べることができます。

◎排卵期
超音波で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを調べる「超音波検査」や、頸管の粘液を採って性質などを調べる「頸管粘液検査」が行なわれます。

◎黄体期
子宮内膜が厚くなり、妊娠の準備が進む時期です。高温期の中間辺りに採血をして、黄体ホルモンの分泌量を調べる「黄体ホルモン検査」が行なわれます。まれに、子宮内膜の組織の一部を採取して調べる「子宮内膜組織診」が行なわれることもあります。


◆2人でよく話し合って受信する

不妊症の原因が、女性と男性のどちらにあったとしても、検査や治療の負担は女性のほうが大きくなります。特に女性が働いている場合は、仕事との両立で肉体的にも精神的にも大きな負担がかかるといえます。

また、カップルの間で、治療に対する考え方に温度差がある場合も多い為、事前に2人でよく話し合ってから受診して欲しいと思います。




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