2011年05月03日

女性の不妊治療 終わり

人工授精での妊娠が難しければ、体外受精や顕微授精を検討

◆体外受精

卵子と精子を体外に取り出し、「シャーレ」という容器の中で受精させ、受精卵が細胞分裂して「胚」になった段階で子宮に移植します。

人工授精を6回ほど受けても妊娠しない場合や、男性の不妊原因の関与が強い場合、抗精子抗体がある場合などに行なわれます。

女性の年齢にもよりますが、体外受精によって妊娠する確率は約25%で、出産する確率は15%程度です。


◆顕微授精

採取した精液から精子を1つ取り出し、細いガラス管のような器具を使って体外に取り出した卵子の中に注入し、受精させます。

対象となるのは、体外受精を何度か受けても妊娠しない場合や、男性の不妊原因の関与がより強い場合などです。

体外受精や顕微授精にも、健康保険は適用されません。体外受精の費用は1回につき30〜50万円程度で、顕微授精の場合、一般的にはさらに高額になります。

ただし、各自治体には「特定不妊治療費助成制度」が設けられているため、費用のサポートについては各自治体に問い合わせるとよいでしょう。


◆前向きな治療に取り組む為に

治療技術の進歩によって、妊娠が可能なケースが増えており、現在日本では、子供の約50人に1人が体外受精によって生まれているといわれています。

しかし、不妊治療を受けたからといって必ず妊娠するわけではないため、“どの治療をいつまで受けるのか”を2人でよく話し合うことが大切です。

また、治療がうまくいかなかったとしても、“ここまで頑張った”と前向きにとらえましょう。つらいと感じることがあれば、担当医や不妊カウンセラーなどに相談してください。




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