2011年05月05日

男性と不妊症

男性の10〜20人に1人は不妊症の原因を持っている

「不妊症」の原因は、男性にも半分程度あるといわれています。また、男性のおよそ10〜20人に1人が不妊症の原因をもっていると考えられています。

不妊症の原因を調べる検査は、男女ほぼ同時に受けるのが一般的です。しかし、男性の中には、自分に原因があると明確になるのを恐れて、検査を受けたがらない人もいます。

その背後には、“不妊症の原因があるのは性的な能力が劣っているからだ”などの考えがあるようですが、それは誤解です。

最近は治療技術の進歩によって、10年前では難しかった原因への治療も行なえるようになってきました。深刻になりすぎずに検査を受けてみてください。


◆男性に原因がある場合

主に次のような原因が考えられます。

◎精子をつくる機能の問題
「精子がまったくいない、または数が少ない」「精子の動きが悪い」「形の整っていない精子が多い」「精液の量が少ない」などがあります。

これらの原因には、「睾丸」が小さいことや、「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」があることがあげられます。

男性に原因がある場合の90%以上が、精子をつくる機能の問題だとされています。


◎精子の輸送経路の問題
精子は睾丸でつくられた後、副睾丸を経由し「精管」を通って体の外に出て行きます。しかし、精管がふさがっていたり、狭くなっていると精子が通過できなくなります。

「クラミジア」や「結核菌」の感染による炎症や「鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)」の手術の影響などが原因となります。


◎性機能の問題
「勃起障害」と「射精障害」があります。主な原因には、男性ホルモンの低下や、糖尿病などの「生活習慣病」、下腹部の手術による神経の損傷、ストレスがあります。






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