2011年05月25日

HIVの治療 終わり

◆治療の継続と生活

現在の治療では、HIVを完全に排除することはできません。しかし、検査で検出できないほど(検出限界以下)にHIVが減少した状態を維持すれば、エイズの発症を抑えることができます。

しっかりと治療を続けて、感染していない人と同様の社会生活を送りましょう。

大切なのは、不用意な性行為で人に感染させないことです。HIVを検出限界以下に抑えると同時に、性行為の際に確実にコンドームを使うことで、相手への感染をほぼゼロに抑えることが可能です。

また、抗HIV薬は高価ですが、自立支援制度など、医療費を軽減する制度があります。患者さんの収入にもよりますが、月ごとの自己負担額は、最高でも2万円程度になります。

詳しいことは医療機関の相談室などに相談してください。